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テスラの低電圧バッテリーが死んだら、ドアも充電ポートも開かなかった
金曜日の夕方、テスラが突然まったく反応しなくなった。
16時ごろにテスラで帰宅した時点では、何の問題もなかった。いつも通り自宅駐車場に停めた。自宅にはウォールコネクタもある。
ところが17時過ぎ、もう一度出かけようとしたらドアが開かない。
普段はスマホキーで開けている。近づけば普通にロックが解除されるはずなのに、無反応。おかしいと思ってカードキーを試した。だめ。キーフォブも試した。だめ。
充電ポートも開かない。車内の画面も真っ黒で、電源が完全に落ちているような状態だった。
スマホアプリからアンロックしようとしても反応しない。アプリ上のステータスは「1時間前にスリープ」と表示されているだけ。車がそこにあるのに、こちらから何もできない。
EVなのでメインバッテリーがある。自宅にはウォールコネクタもある。でも、低電圧系が死ぬと、そもそもドアも充電ポートも開かない。
これはなかなか怖い。
その日は急いでいたので放置した
本当ならその場で原因を調べたいところだった。でも、その日は急いでいた。
仕方ないので、テスラはそのまま放置して、別の車で出かけることにした。
この時点では、何が起きているのか分からない。メインバッテリーの問題なのか、通信の問題なのか、キーの問題なのか、それとも車両側が完全に落ちているのか。
ただ、目の前の症状としてはかなりシンプルだった。
- スマホキーが効かない
- カードキーが効かない
- キーフォブが効かない
- アプリからのアンロックも効かない
- 充電ポートが開かない
- 車内画面が真っ黒
自宅駐車場だったからまだよかった。これが出先だったら、普通に詰んでいたと思う。
夜中に戻ったら、なぜか開いた
その日の夜、0時ごろに帰宅した。
試しにドアが開くか確認してみたら、今度は開いた。よかった。本当によかった。
すぐに充電ポートへ充電コネクタを挿して充電した。車内画面も確認できるようになっていたが、そこにはいろいろなワーニングが出ていた。
一番怪しかったのが、「低電圧バッテリーを交換してください」というメッセージだった。
写真に残っている範囲では、次のような警告が並んでいた。
EPBR_a179パーキングブレーキ機能低下VCFRONT_a402電気系統バックアップ電力が利用不可VCFRONT_a192電気系統は全機能に対応できないVCFRONT_a182低電圧バッテリー交換のためサービス予約- バッテリーを交換するまでソフトウェア更新不可
つまり、単に「低電圧バッテリーの警告が一つ出た」というより、低電圧系が弱って車両全体の電気系統に影響が出ているような状態だった。
そのままモバイルアプリからTeslaサービスセンターを予約した。運がいいことに、日曜日に予約が取れた。
作業内容は、低電圧バッテリー交換として予約した。
東雲のサービスセンターへ
予約したのは、東雲のTeslaサービスセンター。A PITのところにあるサービスセンターだ。
予約時間は日曜日の15:30。少し早く、15:15ごろに着いた。
早かったので、車はピットに直接入れず、いったん駐車場へ停めた。そこから受付へ向かう。
予約時間より少し早かったが、すぐに受付してくれた。名前を伝えて、カードキーを渡して、作業内容を軽く確認する。
内容は低電圧バッテリーの交換。どうやら事前に遠隔診断もしておいてくれたらしい。
作業時間は30〜45分くらいとのことだった。
この日は娘の発表会があり、その場で待っていることができなかった。そこで車を預けて、いったん抜けることにした。
サービスセンターは19時までやっているので、それまでに取りに来れば大丈夫ですよ、と言ってもらえた。かなり助かった。
トラブル自体は困ったが、ここまでの受付や案内はとてもスムーズだった。
支払いはモバイルアプリからApple Pay
結局、18:15ごろにサービスセンターへ戻った。
作業が完了したタイミングでは、途中でモバイルアプリにも連絡が来ていた。
受付に行き、そこでモバイルアプリから支払いをする。自分はApple Payで支払った。登録済みのカードでも支払いできたようだった。
支払い後は、車を受け取って終わり。
かなり簡単だった。
料金は約18,000円。低電圧バッテリー交換としては、思っていたより現実的な金額だった。
交換後、警告は消えた。
一番怖かったのは、警告より先に詰んだこと
今回、一番困ったのは、バッテリーのワーニングがテスラに表示されるより前に、一度何もできなくなったことだ。
警告が出て、それを見て、サービス予約して、交換する。そういう流れならまだ分かる。
でも今回は違った。
警告を見る前に、ドアが開かなくなった。充電ポートも開かなくなった。アプリからも起こせない。車内画面も真っ黒。
そのあと、なぜか夜中に復活したからよかった。でも、もしそのまま復活しなかったら、レッカーになっていたかもしれない。もし出先で起きていたら、かなり大変な事態だったと思う。
EVはメインバッテリーの容量ばかり気にしがちだ。でも、低電圧バッテリーが弱ると、ドア、ロック、充電ポート、車両システムの起動といった基本的なところが巻き込まれる。
メインバッテリーに電気が残っていても、低電圧系が死ぬと普通に詰む。
今回の学びはそこだった。
点検時に低電圧バッテリーも見てもらった方がいいかも
毎年、点検なり車検なりはしていた。
ただ、少なくとも今回の流れを見る限り、低電圧バッテリーの状態までは普段の点検で細かく見ていないらしい。
次からは、点検時に低電圧バッテリーの状態も見てもらうようにリクエストした方がよさそうだと思った。
低電圧バッテリーの交換自体は、サービスセンターに持ち込めればスムーズだった。予約もアプリからできたし、遠隔診断もされていたし、支払いもアプリで終わった。東雲のサービスセンターでの対応もよかった。
ただし、そこまでたどり着けるかどうかが問題だ。
今回は自宅駐車場で起きた。さらに、夜中になぜか復活して、翌々日にサービスセンターまで自走できた。
だいぶ運がよかった。
低電圧バッテリーの警告が出たら、先送りしない方がいい。もっと言えば、警告が出る前に一度詰むこともある。
EVでも、低電圧バッテリーはちゃんと消耗品だった。

