
ブログをObsidian + Blot.im に移行した
ブログを Obsidian + Blot.im に移行してみた
ブログの遍歴
この2年くらい、以下のような感じでブログのシステムを替えてきている。
- Hugo + Netlify
- Notion + Super.so
- Craft.do + Cloudflare
- Obsidian + Blot.im <- New!
どれも一長一短で、今回は "Obsidian + Blot.im" に落ち着いている。
Obsidian + Blot.imについて
Obsidian
そもそも、Obsidian は、Roam Research や LogSeq などと同じようなNoteアプリだ。
Obsidianのサイトによると、
A second brain, for you, forever.
とのことだ。
このアプリの特徴は、
- Graph View
- Markdownエディタ
- ファイル単位の管理
- 無料
- iCloud連携できる
Graph View
Graph Viewと言って、単語動詞のつながりを以下のように表示してくれる。
Markdownエディタ
普通にMarkdownエディタとして使いやすい。ImageとかはEmbedで表示してくれるし、 そして、何よりもMarkdown記法が使える。
ファイル単位の管理
.md 形式でファイル単位で管理してくれる。 iOS/Macで使えるMarkdownエディタは色々あるが、独自のファイル形式だったりファイル単位で見ることができなかったりするが、これは普通に.mdのファイル単位で管理されている。
ファイル単位で管理されているのでバックアップをしたりするのが簡単。ターミナルから置換したり色々できる。
何よりも、特定のアプリやサービスにロックインされなくて済むのが嬉しい。
無料
基本的に無料だ。有料でPublishingシステムとかもあったりするが基本的には無料だ。
iCloud連携できる
iCloudドライブを通して、Mac/iOS間で簡単に同期することができる。便利。
Blot.im
Blotはプログシステム。特徴としては、
- インターフェイスがないこと
- Google Drive/Dropbox/Gitにファイルをアップロードするとそれが自動的にBlogになること
- Templateが用意されているので簡単に設置できること
- 有料 $4/month
- 独自ドメインが使える
等々。
ととても簡単にBlogを作成できる。便利。
インターフェイスがないこと
簡単な管理画面はある。が、基本的には管理画面で設定するのは数回のみ。普段の運用では、Google Drive/Dropbox/Gitにファイルをアップロードするだけで完結する。
最初の設定で必要なのは、
- 連携先のサービス (Google Drive/Dropbox/Git)との連携
- 独自ドメインの設定
- テンプレートの設定
- 予約投稿ができる
を行う。
Templateが用意されているので簡単
シンプルなテンプレートが用意されているのでそれを適用すればBlogとして動かすことができる。またテンプレート自体は、自分でカスタマイズできるので使いやすい。
有料
有料。だけど、独自ドメインも設定できて$4/monthなので決して高くない。
独自ドメインが使える
独自ドメインが使える。設定も簡単。
予約投稿ができる
Markdownの最初の方にメタデータを書くことで記事投稿予約ができる。
自分の運用方針
ちょっと手の込んだ設定になっているが、以下の設定をして運用している。
- ObsidianのVaultはQNAP(NAS)を設定
- Blog用のVaultはiCloud連携しない前提
- QNAPのVaultはHybrid Backup Syncを利用してGoogle Driveと双方向同期の設定をしておく。
- Blog記事はMarkdownでObsidianで記載
こうしておくことで、ObsidianでMarkdownで書いていくだけで勝手にGoogle DriveにSyncされる。Google DriveにSyncされたものは勝手にBlot.imにブログ記事としてアップロードされていくことになる。
よかった点
- 更新がとにかく楽。Markdownは書きやすい。
- ファイルで管理されているために、他のツールでの修正等が容易にできる
- Blot.imが思いの外使いやすい。テンプレートのカスタマイズ、Google Analyticsの埋め込み等も簡単。