
Article
MARUMI MAGNETIC SLIM MOVIE KIT を使ってみた

MAGNETIC SLIM とは
CIRCULAR MAGNET SLIM(マグネットスリムフィルター) | マルミ光機株式会社
MARUMIから出ている、マグネットで簡単に取り付けられるフィルター。
自分が購入したのは、"MAGNETIC SLIM MOVIE KIT" でこのセットには以下が含まれる。
- レンズアダプター
- ND2
- ND4
- ND8
- ND16
- フィルター専用キャップ
レンズアダプターをレンズに装着すると、後は各NDフィルターをマグネット式なので簡単に取り付けできるという代物。
さらに、自分はこれに以下を個別で購入した。
- ND64
- スリムレンズ保護フィルター
セットに含まれているレンズアダプターは、保護フィルターの役割をしないのでレンズアダプター兼保護フィルターの役割を持つスリムレンズ保護フィルターを購入した。
と、ND16までだと濃度が足りない時があったのでND64を追加購入。
使ってみて
以下に良い点、悪い点をまとめてみた。
全体としては品質にかなり満足している。が、やはり交換頻度が高いようなシチュエーションだと結局のところ交換が面倒。
なので、次は可変式NDフィルターに再度戻ってみようと思う。
良い点
- フィルターの付け替えが超絶簡単
- 色味の影響も少ない気がする
- 複数枚の重ね合わせで使わなければ広角レンズでもケアレが発生しない
- SLIMと名前にある通り確かにかなり薄い
- 必要に応じて、NDフィルターの二枚重ね等もできる
- 可変式NDフィルターと違って、どの濃度をつけているか一目瞭然
- どの濃度が今必要かを意識できたのでとてもよかった
悪い点
- フィルターの付け替えが簡単とはいえ、
- フィルターを外して、ケースに入れて、違う濃度のフィルターをケースから出して、フィルターを付けてっていう作業はどうしても頻度が多いと面倒臭い
- フィルターを重ね合わせて使うと、広角の場合でケアレが発生することがある
- 値段が高い
マグネットシステムの実際の使い勝手
マグネット式の最大の特徴は「レンズアダプターを付けっぱなしにできる」点だと思う。一度レンズアダプターを取り付けてしまえば、後はフィルターだけ付け外しすれば良い。
他社のスクリュー式フィルターと比べると、この差は圧倒的だ。スクリュー式はネジを回しながら取り付けるので、暗い場所や急いでいる状況だと本当に手間がかかる。マグネット式はワンタッチで「カチッ」とはまるので、撮影のテンポを崩さない。
ただ、経験上マグネットの保持力には少し不安がある。普段の撮影では外れることはほとんどないが、ジンバルに乗せて激しく動かしたりすると外れてしまうことが稀にあった。フィルター自体が高価なのでこれは少しヒヤッとする。
他のNDフィルターシステムとの比較
スクリュー式の固定NDフィルターと比べると、このシステムはシチュエーションに応じた濃度の変更がとても楽だ。「今日は曇りだからND8で十分」とか「夕方になってきたからND4に変えよう」という判断をその場でサッとできる。
可変NDフィルター(バリアブルND)と比べると、今どの濃度を付けているかが一目でわかるのが明確な利点だ。可変NDはダイヤルで調整するので、厳密にどのくらいの露出減なのかが直感的にわかりにくい。
NiSiのSwiftシステムと比べると、マグネット式の方がフィルター同士を重ね付けした時の厚みが少し薄くなる印象がある。広角レンズでのケラレに敏感な場合はその点も考慮したい。
まとめ
総合的に見て、MARUMI MAGNETIC SLIM MOVIE KITは品質・使いやすさのバランスがよくできた製品だと思う。撮影頻度がそれほど高くなく、ND濃度を変える頻度も低い人であれば非常に満足できるシステムだ。ただし、動画を頻繁に撮影していてNDを頻繁に変える必要がある場面では、可変NDフィルターを検討する余地もある。


