Keychron B11 Pro — 65% Alice配列の折りたたみキーボード

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Keychron B11 Pro レビュー:折りたたみ×Alice配列という新しい選択肢

2026年3月11日
5 min read
#キーボード#Mac周辺機器#iPad

iPadで作業するとき、キーボード選びに悩んだことはないだろうか?

軽くて持ち運びやすいものがいい。でも打鍵感は妥協したくない。できればエルゴノミクス配列で手首にも優しく——そんなわがままを叶えてくれるキーボードが登場した。

Keychron B11 Pro。折りたたみ式で、しかもAlice配列。ちょっと珍しい組み合わせだ。

今回は、iPad Pro + トラックボール(Bitra)と組み合わせて実際に使ってみた感想をまとめていく。

Keychron B11 Pro 開いた状態 Keychron B11 Pro — 65% Alice配列の折りたたみキーボード

買おうと思ったきっかけ

決め手はシンプルに携帯性。折りたたみで薄くてコンパクト。iPadと一緒にカバンに入れて持ち運べるキーボードを探していたところ、B11 Proが目に留まった。

パッケージ正面 パッケージ。「Support All Systems」「Each Key is Customizable Online」など特徴が記されている

サイズ感と第一印象

開いてみると、思ったよりも大きい。でもそれがむしろ良かった。キーピッチに余裕があるおかげで、タイピングがしやすい。折りたたみキーボードにありがちな「詰め込みすぎて窮屈」という感じがない。

一方、折りたたんだ時はしっかり薄い。iPadと重ねてカバンに入れても全く気にならないレベルだ。

折りたたんだ状態(表面) 折りたたんだ状態。PUレザー調のカバーで、この薄さ

折りたたんだ状態(裏面) 裏面も薄くフラット。カバンの中で邪魔にならない

スペック:

  • サイズ:392.6 × 143mm(展開時)
  • 重量:約258g
  • レイアウト:65% Alice配列

打鍵感

B11 Proはシザースイッチを採用している。メカニカルではないが、MacBookのキーボードに近いイメージだ。キースイッチの選択肢はなく、最初から付いているもの一択。

正直、薄型キーボードの打鍵感にはあまり期待していなかったのだが、思ったより悪くない。薄いのにしっかりとした打鍵感がある。長時間のタイピングでもストレスは感じなかった。

キーボード正面 シザースイッチ採用の凹型キーキャップ。薄型ながらしっかりした打鍵感

Alice配列は使いやすい?

B11 ProはAlice配列——キーボードが中央で左右に分かれた、エルゴノミクス寄りのレイアウトだ。

Alice配列自体は初めてだったが、以前からCornix LPなどの分割キーボードを使っていたので、すぐに慣れた。手首の角度が自然で、とても使いやすい。分割キーボードの経験がある人なら、違和感なく移行できるはずだ。

iPad Pro + Bitra + B11 Pro の組み合わせ

今回のメイン環境は以下の3点セット:

  • iPad Pro(メイン端末)
  • Bitra(トラックボール)
  • Keychron B11 Pro(キーボード)

接続はどちらもBluetooth。セットアップは簡単で、すぐに使い始められた。

iPad Pro + Bitra + B11 Proの3点セット iPad Pro + Bitra + B11 Pro。これだけでほぼPC同等の作業環境が完成する

この組み合わせで、カフェや自宅のリビングで作業している。驚くのは、ほぼMacで作業するのと変わらない環境が作れてしまうこと。キーボードとトラックボールがあるだけで、iPadの操作感が劇的に変わる。

なのに、持ち運びがとにかく楽。ノートPCを持ち歩くのとは比べものにならない軽さだ。

全部スタックした状態 全部重ねてもこのコンパクトさ。カバンにサッと入れて出発できる

バッテリー

250mAhのバッテリーを内蔵。スペック上はBluetooth接続で約138時間の連続使用が可能。毎日数時間使っても、1ヶ月近く充電不要な計算だ。まだ使い始めて間もないのでバッテリー切れは経験していないが、この数字なら安心して使えそうだ。

気になるところ

正直、今のところ大きな不満はない。

唯一挙げるとすれば、Keychron LauncherがiPadでは使えないこと。キーマップの変更にはMacやPCが必要になる。ただし、一度設定してしまえばキーボード側に保存されるので、iPadでもMacでも他のPCでも、設定したキーマップがそのまま有効になる。

ちなみに自分はCtrlとCaps Lockの入れ替えだけ設定した。これだけでもLauncherの恩恵は大きい。

技適マークについて

今回はKeychronの本家サイト(海外通販)から購入した。海外から直接買うとなると気になるのが技適(技術基準適合証明)の問題。日本国内でBluetooth機器を使うには技適マークが必要だ。

結論から言うと、B11 Proには技適マークがしっかり付いている。箱の側面にも、キーボード本体の裏面にも技適マークが確認できた。本家サイトから購入しても、日本で安心して使える。

裏面の技適マーク 本体裏面。Keychronロゴと共に技適マークが確認できる

これは地味に大きなポイントだ。Keychronが日本市場もきちんと意識して認証を取得していることがわかる。

コスパ

本家サイトでの価格は64.99ドル。折りたたみ式で、Alice配列で、トライモード接続(Bluetooth / 2.4GHz / USB-C)対応で、Keychron Launcherでカスタマイズ可能——この内容でこの価格は悪くない。

そもそも折りたたみ×Alice配列というキーボード自体がかなり稀有な存在だ。選択肢がほぼない中で、安定のKeychron製というのも安心感がある。

まとめ

Keychron B11 Proは、モバイル用キーボードの新しい選択肢だ。

折りたたみキーボードの携帯性と、Alice配列の快適さを両立させた、ちょっと珍しい一台。iPad ProやMacで作業する人が、Bitraのようなトラックボールと組み合わせれば、どこでもほぼPC同等の作業環境が手に入る。

こんな人におすすめ:

  • iPadやMacで出先でも作業したい人
  • エルゴノミクス配列に興味がある人
  • 荷物をコンパクトにまとめたい人
  • 分割キーボードの経験がある人

気になった方は、ぜひチェックしてみてほしい。

持ち運びスタイル iPad Pro + Bitra + B11 Pro — どこでもPC同等の作業環境を


Keychron B11 Pro — 公式サイト