Laika Ecovipの外観

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BADENからLaika Ecovipへ。約1年使ってわかった「移動できる家」の快適さ

2026年3月9日
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キャンピングカー
#キャンピングカー#Laika Ecovip#Euro Toy#車中泊#家族旅行

昨年4月、ユーロトイの Laika Ecovip を購入しました。

買ってすぐに感想を書こうとも思っていたのですが、こういうものは少し使ってからのほうが、本当に良かったところも気になったところも見えてくる気がして、そのまま時間が経ってしまいました。

気がつけば、もう約1年。

北海道を3週間かけて一周したり、淡路島へ行ったり、USJや万博へ行ったり、近場のキャンプにも月1回くらいのペースで出かけたりと、わが家なりにしっかり使ってきました。

結論から言うと、Laika Ecovip は期待以上でした。

価格だけを見ると決して安くはないし、正直少し迷いもありました。でも今は、買って本当に良かったと思っています。家族でいい思い出を作ることができたし、それも含めるとかなりプライスレスでした。

Laika Ecovipの外観

BADENから乗り換えようと思った理由

それまで乗っていたのは、トイファクトリーの BADEN でした。

BADENも良いキャンピングカーだったのですが、夫婦2人、子ども2人、犬2匹という構成になると、どうしても少し手狭に感じるようになっていました。

特に気になっていたのは、食事や就寝のたびに「展開」が必要だったことです。

ベッドを広げる。机を出す。椅子の向きを変える。何かをしようとするたびに、少しずつ準備が必要になる。そのたびに子どもや犬たちにも移動してもらわなければいけないし、何かしている途中なら一度止まってもらうことにもなります。

ひとつひとつは小さな手間なのですが、それが旅のあいだ何度も続くと、じわじわ効いてきます。

冷蔵庫が縦型だったこともあって、全体として「すぐに使える」感じが少し弱かったのも気になっていました。

ご飯を食べたい、少し休みたい、眠くなったから横になりたい。そう思ったときに、すぐその状態に入れない。そこが、だんだんストレスになっていた気がします。

Laika Ecovipに惹かれた理由

他の車種をいろいろ比較して決めた、というわけではありません。

これはかなり正直な話ですが、Laika Ecovip は一目惚れでした。

もちろん、全長7メートルというサイズには不安もありました。大きいぶん、運転や駐車が大変になるのは想像できたからです。

それでも惹かれたのは、レイアウトでした。

道の駅やSAに着いたら、運転席と助手席をくるっと回すだけですぐに座れる。子どもたちと向かい合える。ちょっと休憩したり、そのまま軽く食事をしたりできる。

この「展開しなくていい」というのが、自分の中ではとても大きかったです。

実際に使ってみて一番良かったのは、生活動線でした

約1年使ってみて、一番満足しているのはやはりここです。

ベッドを展開しなくても食事ができる。休憩できる。疲れたら、そのまま後ろの常設ベッドで横になれる。

この差は本当に大きいです。

BADENのときは、何をするにも少し準備が必要でした。でもEcovipでは、思い立ったらそのまま次の行動に移れます。これだけで、車中泊旅の快適さがかなり変わりました。

朝もかなり楽です。寝るスペースと、起きて活動するスペースが分かれているので、起きたあとにすぐ動きやすい。誰かがまだ寝ていても、他の人は別の場所で過ごせる。この感覚は、今までの車とはかなり違いました。

言い方を変えると、Ecovipは「寝るための車」ではなく、ちゃんと「生活できる車」なんだと思います。

家族全体のストレスがかなり減った

以前との違いをいちばん強く感じたのは、家族全体のストレスが減ったことかもしれません。

BADENのときは、寝る前にベッド展開をする、食事のために机や椅子を動かす、というような作業が毎回必要でした。そのたびに子どもや犬たちにも動いてもらう必要があるし、何かしていたら一度中断しなければいけない。

その「少しずつの手間」が、実はかなり大きかったんだと思います。

Ecovipにしてからは、その細かい段取りがかなり減りました。前よりも楽になったし、ストレスがたまりにくくなった。これは大人だけではなく、子どもたちにとっても大きかったはずです。

移動中の車内の様子

北海道を3週間旅して、良さがはっきりわかった

去年、3週間くらいかけて北海道を一周しました。

この旅で、Ecovipの良さはかなりはっきりした気がします。

まず、BADENのときより疲れにくかったです。ベッドの寝心地も含めて、毎日の生活そのものがかなり快適でした。日々生活をしながら旅をしている感じがあって、本当に家と一緒に移動しているような感覚でした。

長旅になるほど、この違いは大きいです。

疲れたらすぐ休める。道の駅やSAで買ったものをすぐ食べられる。夜になったらすぐ寝られる。朝も無理なく動ける。旅の途中で無理がたまりにくいので、結果として全体の満足度がかなり上がりました。

北海道みたいな長期旅行でも快適だったし、淡路島の旅行でも同じように快適でした。長旅でも近場でも、「どこへ行っても過ごしやすい」というのはEcovipの大きな魅力だと思います。

北海道旅のLaika Ecovip

常設ベッドと収納は、やっぱり効いている

特に効いていると感じるのは、やはり常設ベッドです。

眠くなったらすぐに寝られる。これが思っていた以上に大きい。

旅の途中は、子どもが先に眠くなることもあるし、大人も少し横になりたい場面があります。そういうときに、いちいち準備なしでベッドに行けるのは本当に楽です。

収納の多さもかなり助かっています。特にキャンプ道具などを、居住空間とは分けて後ろのベッド下にしまえるのがとても良いです。生活スペースに物があふれにくいので、車内が散らかりにくい。長く旅をすると、こういう差が効いてきます。

水回りとキッチンが「家の延長」になった

水回りや冷蔵庫も、以前よりかなり使いやすくなりました。

特にキッチンは、妻がとても喜んでいます。

立ったまま自然に作業ができて、家にいるときに近い感覚で使えるそうです。キャンピングカーの中で料理をするというと、どうしても少し特別な感じになりがちですが、Ecovipではもっと日常に近い感じで使えます。

この「ちゃんと生活できる」という感覚は、こういう細かい部分の積み重ねなんだと思います。

旅先のご飯を、その場ですぐ楽しめる

Ecovipにして良かったと感じる場面のひとつが、旅先での食事です。

道の駅でその土地の名物を買って、ご飯を炊いて、その場で食べる。BADENでもできなくはなかったのですが、移動の途中でそれをやるのは少し大変でした。椅子を展開したり、机を出したり、何かしら準備が必要だったからです。

Ecovipだと、そのハードルがかなり低いです。

「これ、美味しそうだから食べよう」となったときに、すぐその流れに入れる。この差は思った以上に大きくて、旅の楽しさに直結している気がします。

電源まわりはかなり満足している

Ecovip本体とは別ですが、一緒に導入して良かったと思っているのが電源まわりです。

うちでは EcoFlow Delta Pro 3Extra Battery、それから Alternator Charger を入れています。これはかなり正解でした。

特に助かったのは、夏の北海道旅行です。北海道とはいえ、夏は冷房が必要な日があります。電源が取れない道の駅などで車中泊するときに、この構成がかなり役立ちました。

さらに、Alternator Charger での走行充電がかなり効率的なのも良かったです。走っているあいだにしっかり充電できるので、長旅との相性がとても良いと感じました。

EcoFlow Delta Pro 3とExtra Battery

気になる点は、やはり7メートルというサイズ

もちろん、良いことばかりではありません。

いちばん気になるのは、やはりサイズです。

全長7メートルあるので、BADENのときに比べると、事前にルートや宿泊地を考えておく必要があります。駐車場によっては入れないこともあるし、道も少し選ばなければいけません。

完全に無計画でふらっと動く、という自由さは、以前より少し減ったと思います。

ただ、実際に使ってみると、思っていたよりは困りませんでした。観光地でも事前に確認すれば大型用の駐車場に停めさせてもらえたりして、想像より何とかなる場面も多かったです。

取り回しに関しては、やっぱり注意は必要です。うちは COCCHI を使っていて、全長や全幅を意識しながらルートを考えるのに役立っています。こういうナビの工夫は、かなり大事だと思います。

Laika Ecovipが向いている人、向かない人

Laika Ecovip は、家族4人以上で使う人、そして長期で車中泊旅行をしたい人にはかなり向いていると思います。

旅先でただ寝るだけではなく、車内でしっかり生活したい人。移動の合間の休憩や食事まで含めて、旅を快適にしたい人にはとてもおすすめできます。

逆に、週末だけ気軽に使いたい人や、無計画にふらっと旅したい人には、少し大きすぎるかもしれません。快適さは大きいですが、そのぶん事前の準備は多少必要になります。

それでも、わが家にとっては期待以上だった

約1年使ってみて、Laika Ecovip はわが家にとって期待以上でした。

価格だけを見れば高いです。でも、家族で過ごす時間の快適さや、旅先でのストレスの少なさ、そして残った思い出まで含めると、本当に買って良かったと思っています。

ひとことで言うなら、Ecovipは「移動できる家」でした。

もし購入を迷っている過去の自分にひとこと言うなら、たぶんこう言います。

「迷うなら買え」

結局のところ、こういうものは実際に使ってみないと、本当の良さも気になるところもわかりません。自分の生活や旅行のスタイルに合うかどうかは、使ってみて初めて見えてくるものだと思います。

少なくとも、わが家にとって Laika Ecovip は、とても良い選択でした。